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短編の新作あげました。

執筆者の写真: 裕介 香津宮裕介 香津宮

ひさびさに「なろう」に『妖隠録』の新作を投稿いたしました。

妖隠録 弐 ~ 人魚』でございます。


これあれだよね、谷崎の『人魚の嘆き』だね、て思ってもらえるとニヤリとします。

日本妖怪としての人魚じゃないので、はたして妖隠録シリーズで良かったのか

引っかかるところがないでもないけど。


なんか昔どこかで言った気がするんだけど、

最終的にはこのシリーズは100話までは書きたくて。

百鬼夜行というか百物語の体で考えていた部分がありまして。

※とはいえ、現状7話


しかも妖隠録のなかで『弐』『参』『狂眩記』のカテゴリ分けがあって、

登場人物の関係で分けたんだけど、まぎらわしいので統一したほうがいいね。

そもそも便宜上の『壱』が「しゃれこうべは嗤う」の副題で、

ああいう形で出してしまったので、

同じ世界観で同じような話を書くために、

『弐』をつけたらなんかわからんことになってるという、

自分で自分の首を絞めてる感じ。


ただ連作短編というか、作品自体が他の作品の伏線になってる、みたいなのが大好きなんで。

きっとそういう感じに、もうちょっと書いていきたいなと思ってます。

どうぞお付き合いくださいませ。

 
 
 

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